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施主様とお逢いしたのは約1年半前。 赤ちゃんのお子様を抱っこされた奥様と、その様子を気遣っておられたご主人様。建物の仕上げ材の選定で悩んでおられる中、外構の相談を頂きました。建物完成後、『建物の雰囲気を変えたいんです。』というご要望の奥様。お話を伺っているといろんな思いを感じると共に、ご家族がホッとして頂ける空間をつくってあげたいと思いました。道路からの視線を防ぐリビング前の塀は、高さ1.8mと高くした為、圧迫感が出ない様凹凸や高低差をつけ、ウッドポールをアクセントに配置しました。リビングの掃出し窓前には、お子様がゆったりと遊べる様、広めのタイルテラスを配置。アプローチは、素材感のあるタイルと石材を配置し存在感を出しました。メインのシンボルツリーはお子様が選んでくれたカツラを配置。お手入れが掛かりにくいよう、なるべく植栽スペースは最小限に。奥様ご要望で強くあった「上品な外構」に近づけるよう、シンプルの中にも1つ1つが活かされる外構にまとめました。赤ちゃんだったお子様も1人歩きが出来る様になって、いつも打合せに行くと、お渡ししていた打合せ資料ファイルを私に持ってきてくれる姿がとってもかわいらしかったです。ありがとう。お引渡し時に『リビングの中から見える景色が、まるでホテルの様。リビングが明るくなり生活にハリが出た』と旦那様からお声を頂き、外構が生活の一部になっているんだな。ということがとても嬉しかったです。